みなさんこんにちは!
京都市北区 もり鍼灸整骨院 院長の森です。
今回もみなさんの健康のお役に立つ情報をお伝えしたいと思います。
今回は肩甲骨を柔らかくするストレッチをご紹介します。
つらい肩こりでお悩みの方、首こりの方、頭痛や目の疲れがある方などにオススメのストレッチです。
目次
肩こり首こりの原因「肩甲骨」
肩こりや首こりに悩まれる方の多くが、こり固まった肩や首の筋肉をマッサージしているのではないでしょうか。
マッサージは血の巡りが良くなり一時的には楽に感じます。
ただ、筋肉を揉みほぐすことで筋肉を傷つけてしまう可能性もあるんです。
また、筋肉が硬くなってしまった原因が改善されたわけではないので、同じような症状を繰り返してしまいます。
そこで皆さん知って欲しいのが、肩甲骨のお話です。
実は、肩や首の筋肉が硬くなる要因の一つに肩甲骨の動きの悪さがあります。
こる筋肉は肩甲骨に付いている
肩こりや首こりに関係する筋肉の多くは肩甲骨に付いています。
つまり肩甲骨の動きが悪くなると、その筋肉も動きにくくなるので血のめぐりが悪くなっり、筋肉がこりやすくなるのです。
ですので、筋肉を揉みほぐすのではなく、肩甲骨が動きやすくなるようにストレッチしていくことが大切です。
頭痛や目の疲れの原因
肩や首がこってくると、頭が重たくなるような頭痛がしたり、目の奥が辛くなるような目の疲れを感じる人も少なくないようです。
実はその原因も肩や首の筋肉にあります。
特に首の後ろの筋肉が硬くなると頭痛や目の疲れを引き起こしやすくなります。
首と目と頭は繋がっている
帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)と呼ばれる筋肉の幕により、首と頭、目の周りの筋肉は繋がっています。
だから首の筋肉が疲れると頭痛がしたり、目の疲れが起こるのです。
また、首にはたくさんの神経があります。
それらの神経も頭や目まで繋がっているので、神経が原因で頭痛や目の疲れを引き起こすこともあります。
肩こりの正しい対処法
ここには本気で肩こりを治したい方向けの対処法を書かせていただきます。
①肩は揉んではいけない
先ほどもお話ししましたが、マッサージで本質的に良くなることはありません。
むしろ筋肉が傷ついて余計に硬くなる可能性もありますし、首であれば神経を傷つける可能性もあります。
「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を有している方はそのような間違いはしないでしょうが、巷に溢れるマッサージ屋さんの多くは素人です。
良くならないだけならまだしも、悪くなる可能性も潜んでいます。
マッサージは気持ちが良いので、受けたくなる気持ちはとっても良くわかります。
ただ、気持ち良さを求めてずっとマッサージしていては、そこから進歩することはないのです。
本気で肩こりや首こりを治したいという方は、マッサージをしない方法を選択しましょう。
②温める
こりを改善するにはやはり筋肉を温めることが大切です。
お風呂にゆっくり浸かるでも良いですし、カイロなどで温めても良いと思います。
冬場などは外出や、寝る時なども体を冷やさないような服装を心がけましょう。
③水分とミネラルを摂る
みなさんは「こむら返り」を起こしたことはありませんか?
こむら返りは、筋肉の疲労や体の水分やミネラルが不足すると起こります。
これは、水分やミネラルが不足すると筋肉の働きが悪くなるからです。
肩こりでも同じように、水分やミネラルが不足すると筋肉が硬くなってしまいます。
④肩を動かす
例えば、あなたは今日一日でどれだけ腕を頭より上にあげましたか?(バンザイのように)
そう聞かれると、一回もあげていない…という方もいるでしょう。
このように日常生活の中では思ったより肩を動かしていないことが多いです。
一生懸命、ストレッチやヨガなどを頑張っていても、普段肩を動かすことが少なければ、肩周りの筋肉は硬くなりやすいものです。
肩こりを改善するためには「こまめに肩を動かす」こと。
そこで1時間に1度くらいは、「バンザイ」をしてみてください。3回くらい大きく動かすようにしましょう。
そうするだけでもめぐりが良くなり、筋肉が和らぎます。
肩甲骨のストレッチ
ご紹介したことと合わせて肩甲骨のストレッチを行うとさらに効果的です。
そこで今回2つのストレッチをご紹介します。
ストレッチを終えた後に立ってもらうと、肩甲骨の動きが良くなって背筋がスッと楽になる感覚を得られると思います。
肩甲骨のストレッチ①
まず横向けに寝ます。枕を引いておくと首が楽です。
下にくる方の足は伸ばします。
上にくる足(ひざ)は90度くらい曲げ、ひざは地面につけておくようにしましょう。
下にくる腕は前に伸ばしておきます。
次に、胸を開き両腕が一直線になるように開いていきます。
胸のあたりから腕が伸ばされるような感じで20秒ほど伸ばします。
肩甲骨のストレッチ②
両手両ひじを顔の前で合わせ、床に腕をおきます。
合わせた腕が開かないように、お尻の方向に体重を移動します。
そうすることで腕が引き伸ばされて、肩甲骨から肩の横の筋肉をストレッチすることができます。
このストレッチは少しきつく感じる人もいると思いますので、痛みがきつくならない程度に20秒ほど伸ばしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は肩甲骨を柔らかくするためのストレッチと、肩コリを解消するためのコツをご紹介しました。
「肩は揉まない」「温める」「水分ミネラルを摂取する」「肩を動かす」これらを守った上でストレッチを行うことより効果的です。
このような対処を行っても改善しない肩こりや首こりは、体のゆがみや原因になっていることが多いです。
その時は整体院や治療院さんに治療をお願いしてくださいね。
動画も参考にしてみてください。
ご質問やお問い合わせはLINEでも承っております。
お悩みの方はぜひご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)