皆さんこんにちは。
京都市北区 円町近くにあります もり鍼灸整骨院 院長の森です。
今回も皆様の健康のお役に立つ情報をお伝えします。
今回のテーマは、股関節痛を改善、股関節をやわらかくするストレッチです。
股関節が硬い、股関節が痛い!! でも開脚のストレッチは苦手、、股関節を開くと痛い、、
というお悩みをお持ちの方、経験がおありの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に股関節の痛みのご相談は女性からいただくことが多いです。
健康のためにストレッチをしたり、ヨガ、ピラティスや運動をされる中で、
開脚やあぐらをかく動作で、股関節に痛みが出てしまうケースも少なくありません。
足の裏を合わせて股関節を開いたときにどちらか一方だけ痛みが出る、
そもそも左右で開ける具合が違う、というのもよく耳にします。
しかし、痛みがある時に無理にストレッチをすると悪化してしまいます。
無理なストレッチは関節や筋肉を傷める、傷つける可能性があります。
痛みが出た場合は、ストレッチを一時的にやめるか、より安全で効果的なストレッチに変える必要があります。
安全で効果的、かつ簡単な股関節のストレッチ方法
今回お伝えする股関節のストレッチは簡単で、実際に当院でも患者様にお伝えしているものになります。
このストレッチをするだけで股関節の痛みが改善するという場合もありますので、ぜひ参考になさってください。
今回は足の裏を合わせた状態で股関節を開くと痛いという場合を想定したストレッチをお伝えします。
まず、バスタオルや厚手のタオルを用意してください。
仰向けに寝転んで膝は90度に立てておきましょう。
タオルを分厚く折りたたんで、両膝の間に挟みます。
10秒ほど、そのタオルを両膝で圧迫します。痛みのない範囲で結構です。
10秒経ったらタオルを外して足を楽にします。
そして、寝転んだ状態で足の裏を合わせて膝をゆっくり開きます。
脚の重みだけで、倒せるところまで倒してください。
20秒この状態でキープします。
そしてまた10秒膝を立ててタオルを挟んで内ももの力で圧迫。
足の裏を合わせて、足の重みで膝を開いて20秒キープ
このセットを3~5セット繰り返しましょう。
このストレッチも痛みが強くてうまくできないという方は、次のブログで更に優しいストレッチをご紹介します。
このストレッチは無理をなさらず、そちらを参考になさってください。
回数が増えるたびにどんどん股関節がやわらかくなっていくのが感じられると思います。
筋肉は力を入れた後は緩みやすいという性質があり、このストレッチはその性質を利用しています。
股関節の内側が痛くなる方は、内側の筋肉が硬くなっていることが多いのですが、
伸ばす前に力を入れることで緩みやすくなるため、タオルを圧迫するという動作を取っていただいているんです。
股関節の痛みが出ている方は無理にその筋肉を伸ばそうとすると、逆に痛みがでてしまうので、
力を抜いて足の重みだけで伸ばしていくと、それ以上痛みが強くなることもなく効果的に柔軟性を出すことができます。
このストレッチで、痛みが出ない方は更に行っていただきたいストレッチがあります。
ステップアップ!次はこの股関節のストレッチ!
1つ目のストレッチは問題なくできるよ、という方は以下のようなストレッチを行いましょう。
座った状態で、先ほどと同じ要領で膝にタオルを挟み10秒ほど圧迫してみて下さい。
足の裏を合わせて足の重みで膝を開きます。
開いたときに「片方が開いていないな」、「こっちの股関節の方が硬いな」と感じられた方は、
硬い方の足の膝に手を添えて痛みの出ない範囲でゆっくり押してみて下さい。
これを2~3セット行います。
必ず寝転んだ状態のストレッチを3~5セット行った後に余裕があればこのストレッチを2~3セット行ってください。
いきなりこのストレッチだけをするのは負荷が大きいですので必ず順番は守ってください。
これらのストレッチは、お風呂上りやお昼間など、体が温まっている時間帯に行うのがお勧めです。
運動後のストレッチとしても有効的です。
股関節の痛み、硬さでお悩みの方はぜひ試してみて下さい。
痛みが強くてこのストレッチが難しい方は次回のブログで、痛みが強い方に向けてのストレッチを
ご紹介いたしますので、そちらを参考になさってください。
動画では実際にストレッチを行いながらわかりやすく説明していますので、参考になさってください!!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)