足の専門家が教える「外反母趾が痛くならない靴選び5つのポイント」

こんにちは!
京都市北区 北野白梅町 はりきゅう整体 もり鍼灸整骨院の森です(^-^)

今回は場外反母趾のお話しをさせていただきます。

外反母趾にお悩みの方の中には「足が痛くて歩くのがつらい」という人も少なくありません。
歩くのがつらいからといって外出を控えるようになると、今度は体力が落ちてさらに歩けなくなる、このような悪循環に陥っている方もいます。

外反母趾だけでなく、ひざや股関節の痛みがる人も、歩くことは大切なリハビリになります。
しかし「歩きたくても痛いから歩けない」というのが本音でしょう。

・ウォーキングをしたいけどすぐに足が痛くなる
・足が痛くて長時間歩けない
・どんな靴を履いても足が痛くなる
・自分に合う靴がない

今回は、このように思われる外反母趾の方のために「足が痛くならない靴選び」のポイントをご紹介させていただきます。

自分の足に合わない靴を履いていると足の裏にマメができたり、ぐねったり、足が痛くなったり、外反母趾が悪化したりといろいろな問題がおこります。

実は「靴選び」一つで足のトラブルの予防や、痛みを改善することもできます。
外反母趾でお悩みの方はぜひ最後までご覧いただき、ご自身に合った靴をはいてくださいね。

足が痛くならない靴選び5つのポイント

ポイント① 紐靴がベスト

パンプスやサンダル、スリッポンなどは長距離の歩行には適していません。
そのような靴はグラグラと不安定になるので足が疲れやすくなってしまいますし、スレやよれといった摩擦が生じてしまあうのでマメやタコができやすいです。
長距離を歩くためにはやはり紐靴が適しています。
もしもパンプスやサンダルで長い時間歩かれるという方はベルト、マジック、ファスナーなどの調整具が付いてあるものを選びましょう。

ポイント② かかとがしっかりしているもの

靴のかかとの部分には「カウンター」と呼ばれるかかとの型崩れを防ぐ部品があります。
(黄色の部分)
靴カウンター
このカウンターは型崩れを防ぐだけではなく「かかとを安定させる」という役割も果たします。歩行においてかかとが安定することは大変重要なことです。
かかとがしっかりしていると歩行が安定して「ぐねり(捻挫)」の防止にも役に立ちます。カウンターが硬くしっかりしていて、カバー範囲が広いものは足の負担を減らしてくれます。

ポイント③ 折り曲がらない靴

機能の良い靴選びのポイントとして「真ん中で折り曲がらない」というのも重要です。なぜなら足は2つ折りにならないからです。
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足の構造上、足はMP関節といわれる足の前の方で曲がるようにできています。
良い靴には靴底に「シャンク(芯)」といわれる硬い素材が入っていて、これが入っていることで本来足の指が曲がるポイントで靴が曲がります。
それにより足本来の動きをじゃませずに重心移動がスムーズに行われます。

ポイント④ 足の長さから0.5~1.0センチ長いサイズを

もちろんザイズ選びも重要です。大きすぎる靴をはいてしまうと靴の中で足が遊んでしまいタコやマメの原因になります。
理想は自分の足のサイズより0.5~1.0センチくらい大きめの靴です。
ほとんどの人が実際の足のサイズを勘違いしています。計測するとほとんどの人が「思っているよりか小さかった」とおっしゃいます。

ポイント⑤ 「捨て寸」に注意

実は靴には「捨て寸」なるものがあります。
例えば24.0センチの足の方が24.0の靴をはいた時にちょうど良く感じるように、はじめから0.5センチくらい大きめに作られている靴もあります。
この靴は24.0と表示されていますが実際には24.5の靴なのです。これを「捨て寸」といいます。いわば余分なスペースです。
捨て寸に惑わされないためには中敷きを外して中敷きのサイズを図ることです。
外した中敷きにかかとを合わせ、中敷きが指から0.5センチくらいはみ出ていると良いでしょう。
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正しい靴の履き方

正しい靴を選んだら、今度は正しい履き方をすることも大切です。
靴の履き方にもポイントというものがあって、外反母趾による痛みや、足の裏の痛み、足首の痛みなどのお悩みの方はこの靴の履き方一つで痛みがよくなることもあります。
靴の履き方のポイントをご紹介します。

①かかとで合わせる

靴を履くときは、かかとを靴に収めるように地面にかかとをトントンとついてフィットさせてください。
紐を結ぶときもかかとを地面につけてつま先を浮かせるようにするとかかとにフィットした履き方ができます。かかとの収まりが良くなると、歩くときに足が安定します。

②紐の結び方

紐の結び方で重要なのはある程度しっかりと結ぶことです。
靴ひもの穴は大体6~8個ほどあるのが一般的でしょうか。その穴を「前・中・後」と3分割して考えます。
まず前2つの穴は軽めに結びます。ここをキツく結ぶと足が締め付けられたような感じになります。
次に中2~3つほどの穴はできるだけしっかりと結びます。ここをしっかりすることで足本来のアーチをサポートすることができ足が安定します。
最後に後ろの穴はきつくなりすぎない程度に適度に結びましょう。ここがきつすぎると足首が動きにくくなりますし、ゆるすぎるとガバガバと緩みが出てきます。
まとめると「前は緩く、中はしっかり、後ろはほどほど」といった感じでしょうか。
このあたりは文字での説明がむつかしいので、詳しくは動画で解説させていただきました。

靴をしっかり選んでお出かけしましょう

さていかがだったでしょうか?みなさんの靴はこの5つのポイントをクリアしていましたか?

普段から靴選びに迷われている方はぜひ今回ご紹介した靴選びを参考にしていただければと思います。

当院では外反母趾治療やオーダーメイドインソール作製、靴のフッティング指導など足のトラブルを専門的に治療しております。
京都市で足のトラブルにお困りの方はぜひ当院にご相談くださいね!

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お悩みの方はぜひご相談ください。

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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