皆さんこんにちは。
京都市北区にあります もり鍼灸整骨院 院長の森と申します。
今回のテーマは「下肢静脈瘤が悪化する原因と治療のポイント」についてです。
前回は下肢静脈瘤を良くする方法をお伝えしました。
前回の記事をご覧になっていない方はこちらを先にご覧いただければ幸いです。
下肢静脈瘤の治療について
治療のポイントの1つ目は「足首の柔軟性」にあります。
前回のブログでは足首のストレッチをお伝えしたのですが、実際の治療でも足首の柔軟性を改善していきます。
足首の柔軟性が良くなると、ふくらはぎの筋肉がしっかり働くようになります。
ふくらはぎにはポンプ作用があり、足に溜まった悪い血液を心臓に戻すので足のむくみを解消することができます。
もう1つのポイントは「体のバランス、歪み」にあります。
「使い過ぎてしまった片方の足が下肢静脈瘤になりやすい」というお話を前回のブログでしました。
例えば「脚の長さが左右で違う」という方がいらっしゃいます。
これは骨の長さが違うのではなく、右脚が短く見える場合は右の骨盤が上がっている、というように骨盤や背骨のゆがみが関係しています。
そのゆがみのある状態で立つと体が傾き、片方の足にばかり負担がかかるようになります。
また姿勢も重要な治療ポイントになります。
特にかかと寄りの後方重心になると、浮指といって足の指がうまく使えない状態になります。
浮指になると、ふくらはぎの筋肉をうまく使えません。
つまり血液を送るポンプである、ふくらはぎの筋肉が機能低下してしまうのです。
ですのでふくらはぎに血液が溜まって下肢静脈瘤になります。
このようなメカニズムを知り、アプローチしていくことで軽度から中等度の症状は改善できます。
手術をしてもこのような体の機能が改善しなければ症状を繰り返してしまうこともあります。
ですのでなるべく根本的な要因を改善、ケアしていくようにしましょう。
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(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)