骨が生まれ変わるための外反母趾ストレッチ

 

皆さんこんにちは。

 

京都市北区にあります、もり鍼灸整骨院院長の森と申します。

 

今回は「外反母趾を改善するためのストレッチ」というものをご紹介します。

 

すごく簡単で効果的な方法ですが、間違った方法で行ってしまうと逆効果になることもあります。

 

ですのできちんと外反母趾を改善したいという方は、必ず注意点を守って行ってください。

 

ご紹介するストレッチでなぜ外反母趾が改善されるのかというと、その効果は2つあります。

 

1つ目

親指の中の潤滑油の分泌が促されるからです。

 

この潤滑油というのは別名関節液と言います。

 

この潤滑油があることで関節は栄養され、スムーズに動くことが出来ます。

 

実はこの潤滑油を出す方法というのは1つしかありません。

 

それが運動(関節刺激)です。

 

関節を刺激することで初めて潤滑油というのが関節の中に分泌し始めます。

 

外反母趾の方はどうしても親指の動きが硬くて制限されているので、関節の動きが小さくなるんですね。

 

そうすると分泌される液体が少なくなります。

 

ストレッチを行うことで潤滑油の分泌を促すというのがこのストレッチの1つの目的になります。

 

2つ目

関節のリモデリングを活性化していくことです。

 

関節というのは常に古いものは壊されて新しいものが作られていくような、破壊と新生いわゆるリモデリングというものが行われています。

 

関節を動かさないでいるとリモデリングの機能も上手く働きません。

 

今回のストレッチで関節に適切な刺激を与えることでリモデリング、骨の代謝を促すことが出来ます。

 

ただし間違ったやり方で行ってしまうと骨の新生よりも破壊の方が大きくなってしまうのでストレッチは正しく行ってください。

 

 

外反母趾を改善するストレッチ

 

今回のストレッチは親指をグルグル回す簡単な方法です。

 

まずは母趾をしっかりと握ります。

 

小指、薬指、中指の3本の指を親指と人差し指の間に奥の方まで入れます。

 

 

人差し指と親指で足の背面と裏をしっかり握って、親指の根元の関節からホールドするようにしてみてください。

 

反対の手で前足部を固定します。

 

親指を握った手と密着させて握ってください。

 

ここからが大切な注意点です。

 

この親指をグルグルと回していきます。

 

回すときの回し方なんですけれども、イメージとしては円柱状のものを動かすようなイメージを持って欲しいです。

 

こちらの足の模型をご覧ください。

 

                 

 

左側の骨の青い部分が中足骨で、右側の骨の青い部分が基節骨という親指の骨になります。

 

この中足骨と基節骨を平行に動かします。

 

または親指の関節面に対して水平に動かすイメージでもいいと思います。

 

動きとしては非常に小さくて、関節のだけを動かすイメージです。

 

1分ほど動かしていきましょう。

 

ストレッチの間違った方法

 

円柱状に動かすと言いましたが、これを円錐状に動かすとよくありません。

 

親指の骨を支点にしてぐるりと回し動かすのはやめてほしいです。

 

支点のかかるところに圧力が集中してしまいます。

 

そうすると骨の変形や痛みを引き起こす原因になります。

 

小さい動きを意識すると上手くいきやすいです。

 

痛みが出ない範囲で行ってください。

 

支えている方の手のホールドも大事です!

 

ホールドしないと動きが大きくなって足裏や足の甲の関節が動いてしまうと意味がないからです。

 

こちらの動画では詳しくストレッチをご紹介しておりますのでよろしければご覧ください!

最後に

いかがだったでしょうか。

 

今回は外反母趾を改善するためのストレッチをご紹介させていただきました。

 

この方法は実際来られる患者さんにも指導しています。

 

効果も得られているので是非お試しになっていただければと思います。

 

痛みが強い、歩くだけで痛い、骨の変形が強いという方は外反母趾の治療を受けてください。

 

また当院でも外反母趾の治療を行っておりますのでご相談いただけたらと思います。

 

 

外反母趾の治療

 

 

(柔道整復師・鍼灸師 森洋人 監修)

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